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格子ボルツマン法

Chapman–Enskog展開、衝突演算子、外力項、境界処理まで、格子ボルツマン法を気体分子運動論から追う。

全23回 · 2026.05.25 – 2026.10.28

  1. 01

    エルミート級数を2次で切ると、九つの速度を持つD2Q9の平衡多項式になり、同じ切断が低速のマッハ0.3の天井を残します。

    2026.05.25

  2. 02

    低粘性でτが0.5に近づくとBGKは平衡を飛び越す。ELBMは離散Hが衝突前後で同じになるαだけを残し、分布の符号を守る。

    2026.06.10

  3. 03

    ν=0.004でs_νは1.953になる。BGKはその値を高次モードにも乗せ、コードのMRTはs_e=1.64、s_q=1.7に固定する。

    2026.06.26

  4. 04

    half-wayの壁は格子点の半セル外に立つ。流路高さをny-1と数えるとCouetteの勾配が系統的にずれる。有効高さは節点数nyそのものだ。

    2026.07.20

  5. 05

    定常Poiseuilleでは五つのforcing方式の誤差が一致する。τ=0.6で半シフトだけを入れると振幅は1.83倍になる。

    2026.07.27

  6. 06

    LBMの移流拡散モデルはτでDを合わせてもD(1−u²/cs²)でしか広がりません。Chapman–Enskogが落とす余分なフラックスと、それを消す源項。

    2026.08.14

  7. 07

    ファンデルワールス流体を格子ボルツマンで解くとき、力の項に圧力pを入れるのと化学ポテンシャルmuを入れるのは連続では同じでも離散で分かれる。

    2026.08.21

  8. 08

    ストリーミングの直後、空になる分布関数の数はノード周囲の固体セル数と一致します。平壁は3個、凹角は5個、凸角は1個です。

    2026.08.24

  9. 09

    台形則による積分一回と変数変換一行が、粘性・速度・応力の三箇所にΔt/2を残します。スカラーODEとD2Q9で三箇所すべてを測りました。

    2026.08.26

  10. 10

    LBMのAMRレベル境界で分布関数をそのまま複製すると、ρとuは合うのに応力だけ最大2倍に膨らみます。再スケール係数をGrad近似で測り直しました。

    2026.09.02

  11. 11

    単一分布関数の熱LBMはτ一つで粘性と熱拡散を同時に決めるため、Prが1に固定されます。二つ目の分布関数がPrと比熱比をどう解放するかをD2Q9で実測しました。

    2026.09.04

  12. 12

    STLをLBMのボクセル格子へ変える四つの段階を、オクトリー・SAT・レイの偶奇判定・リンク切断のqに分けてコードで確かめます。

    2026.09.07

  13. 13

    D2Q9ではΣf c³がどんな分布を入れてもρuになります。欠けたρu³がガリレイ不変性を壊し、粘性をフレームごとに変えます。

    2026.09.16

  14. 14

    LBMはひずみ速度テンソルを非平衡2次モーメントからただで受け取る。ただし中心線ではせん断速度が0になり、粘度が発散する。

    2026.09.21

  15. 15

    化学種ごとに緩和時間が違うと Fick 流束の和がゼロにならない。3成分 LBM で質量欠損を測り、補正速度の一行で戻した記録。

    2026.09.23

  16. 16

    同じ格子で refine を stream の直後に移すと誤差が7.2倍になる。0.657%が4.704%へ増え、ずれは継ぎ目に残る。

    2026.09.25

  17. 17

    τ=0.51で連続式はν=0.17なのに格子は0.00333を測ります。2次展開が緩和時間からΔt/2を落とし、差は51倍です。

    2026.09.28

  18. 18

    LBMの力項の3次モーメントを運動論の値で埋めると誤差が逆に増える。格子が固定する成分と、その項が届く次数を一緒に読む。

    2026.09.30

  19. 19

    LBMコードの c_s²=1/3 と重み 1/36 がどこから来たのかを、ガウス・エルミート積分の次数まで遡って追いかけます。

    2026.10.05

  20. 20

    流速ゼロの液滴で古典 Allen–Cahn は質量を49.4%失い、保存形は1e-14に留まりました。その差を生む曲率項をLBのソース項まで追います。

    2026.10.09

  21. 21

    Couetteで単純な2-τはPrを変えてもθ_maxが1.000に付きます。g*を入れると0.71で0.710が出ます。

    2026.10.19

  22. 22

    静止したD1Q3気体柱に同じ力をかけると、Shan–Chen forcingだけが τ で密度を変える。平衡速度のシフトが (τ−½)²F²/ρ の応力を残します。

    2026.10.23

  23. 23

    Guoソース項を入れたまま速度からF/2を外すと、実効的な力が(1−1/2τ)倍に縮みます。Kolmogorov流ではτ=0.6で0.166倍です。

    2026.10.28